CAC502C (PBC2C)
CAC502C（りん青銅）
CAC502C（りん青銅）は、銅‐錫合金に微量のリン（P）を加えた青銅合金です。
強度・耐食性・耐摩耗・硬度のバランスが良く、ギヤ、ブッシュ、バルブ・ポンプ部品など機械要素に広く使われます。弾性も高いためスプリングなどの工業製品にも使用されます。
概要
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JIS区分
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りん青銅連続鋳造鋳物2種 （記号：CAC502C / 旧記号：PBC2C）
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|---|---|
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合金系統
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Cu–Sn–P 系
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| 特徴 | 耐食性及び耐摩耗性がよい。鉛浸出量は非常に少ない。 |
JIS 用途例
- 歯車、ウォームギヤ
- 軸受、一般機械部品 など
材質特性（JIS 規格値）
| 項目 | 規格値 |
|---|---|
| 引張強さ (Tensile strength) |
≥295N/mm² |
| ブリネル硬さ (Brinell hardness HBW) |
≥80HBW (10/1000)
|
| 伸び (Elongation) |
≥10 % |
| 密度 (Density) |
約8.85 g/cm³
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化学成分（JIS CAC502C） 質量％
| 銅 (Cu) |
錫 (Sn) |
鉛 （Pb) |
亜鉛 (Zn) |
アルミ （Al） |
リン （P) |
ニッケル （Ni） |
鉄 （Fe） |
アンチモン （Sb） |
シリコン （Si） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
87.0〜91.0
|
9.0.〜12.0
|
0.3max | 0.3max | 0.01max |
0.05〜0.50
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1.0max | 0.2max | 0.05max | 0.01 |
CAC502C 取り扱いサイズ
※Jマテ標準在庫サイズとなります (標準材以外は受注生産対応になります）
連続鋳造材は丸棒・パイプ・六角材など（長尺材／素材とも対応）。
連続鋳造材は丸棒・パイプ・六角材など（長尺材／素材とも対応）。
| 連続鋳造材・丸棒 | φ 20.0 〜 φ 160.0 |
|---|---|
| 連続鋳造材・丸菅（パイプ） | φ 30.0 〜 φ 160.0 |
| 遠心鋳造材 | 健全な外周組織が得られ、パイプ形状に最適です。1点から製作可能です。 |
