トップメッセージ
世界中の人の快適な暮らしを支えるために、改善を重ね、人を活かし、進化を加速させる

世界中の人々の快適な暮らしを支えるJマテ.カッパープロダクツの挑戦
1983年の創業以来、Jマテ.カッパープロダクツは、銅合金という特化した素材と高度な設備、そして精度の高い技術を駆使して、水道部品や船舶の部品から産業機械向けの大型部品まで、普段は目にしないものの、日常生活を支える重要な部品を製造しています。銅は抗菌作用や耐食性の高い特性があり、弊社では素材から製品まで一貫生産で手がけているため、自信を持って高品質の製品を国内外に提供しています。
確かな技術を基盤としながら、近年は生産性向上に向けた改善活動に注力しています。その結果、安定供給と短納期対応により、お客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応できる体制を実現しました。生産・物流現場の進化を受け、今後は設備の予防保全に、より一層の力を入れていく方針です。そして2022年、私の社長就任を機に、お客様のニーズに一層応えるため、JPS(Jマテ生産方式)を導入しました。
これらの取り組みの本質は、時間、作業、在庫の無駄を省くこと自体が目的ではありません。無駄を省き、社員一人ひとりが、より高い付加価値を生み出す挑戦に専念できる環境を整えることを目指します。時間は有限だからこそ、自動化できる作業をシステムに任せる省人化、そして人を活かす=活人化をテーマとして、さまざまなDXの手法を取り入れているのです。単なるシステム導入に留まらず、当社の経営理念とビジョンを実現するための手段です。
Jマテ.カッパープロダクツは、縁の下の力持ちとして世界中の暮らしを支えることを使命とし、現場の声を積極的に取り入れながら、常に新たなステップへ挑戦してまいります。
DXの推進にかける想いとその背景
私は、社長就任以来、今後の経済環境・労働環境を見据え、生産年齢人口が30年後には3割減少するという危機感を強く感じています。
採用においても、世の中の働き方も変わり、残業や休日出勤が当たり前の時代もやがて終わりを迎えるでしょう。
いかに効率的に、人の手を介さずに業務を進めるかが今後の課題です。
定常業務を見直し、管理職の仕事を職制が担い、職制の仕事を一般職が行い、誰でも出来る仕事に移管していきます。
これを医療業界では「タスクシフト」と言います。医療分野では医師から看護師や技師に 移管する際に用いられる言葉で一般的に使われています。
当社も、「製造のタスクシフト」を進め、業務の効率化と質の向上を図り、少ない人材でも確実に業務を遂行できる体制を目指します。
また、「DXセレクション2024 」優良事例に選出され、産学官金の取組が優良事例に評価されました。今後は地域に還元できるよう、DX推進に関しても、地域企業との連携を強化し、地産地消のDXを進め、デジタル技術で地域の持続可能な発展を支援します。これまでのDX推進で得た経験と知識を活かし、地域企業のDX推進を後押しできる基盤を整えてまいります。
今後は、教育プログラム、ワークショップ、セミナー、ウェビナー、ケーススタディ等 社内のDX推進に関する講演会の実施、様々な形式での情報提供を実施いたします。
当社のDX推進における成功・失敗事例を公表し、社内のDX推進によって得られた知識を、地域企業へと発信してまいります。引き続きご期待ください。
Jマテ.カッパープロダクツ株式会社
代表取締役社長 山本 耕治
更新日:2024年9月1日

Jマテ.カッパープロダクツ株式会社
代表取締役社長 山本 耕治