研究開発
銅合金の特性を見極める評価体制とノウハウ
Jマテ.カッパープロダクツでは、長年の生産実績で培った材料知識と自社設備を活かし、銅合金の特性を確実に評価できる体制を整えています。
用途に合わせた材質提案からラボ試作・実機試作・各種試験まで、トータルで対応可能なことが当社の強みです。
用途に合わせた材質提案からラボ試作・実機試作・各種試験まで、トータルで対応可能なことが当社の強みです。
当社技術面からの強み
豊富な材料ノウハウ
多品種生産から得られた知見をもとに、適材を選定。
ラボ試作と試作品提供
小規模試作による検証が可能で、開発初期段階から支援。
実機試作対応
自社設備を用い、実際の稼働条件を模した検証が可能。
材質選定サポート
お客様の用途・環境に応じて、最適な銅合金をご提案。
主な試験内容
機械的性質試験
(基礎特性の確認)
設計や材質選定の基礎データとして機械的性質を測定
- 引張試験:引張強度や伸び
- 硬さ試験:ブリネル・ロックウェル・ビッカース硬さ
金属組織観察
- 実体顕微鏡:サンプル観察、表面状態を確認
- SEM(走査型電子顕微鏡):微細構造や不純物の詳細解析
摩耗試験
(耐摩耗性の確認)
摺動部品として使われる際の摩擦特性を把握
- ジャーナル試験機:回転軸と軸受の接触状態を模擬し、実機に近い条件での摺動性能を評価
- 大越式摩耗試験機:金属同士を摩擦させ、対象の摩耗量を定量的に評価
- リングオンディスク試験機:リング状の試験片とディスク状の相手材を摩擦させ摺動性能を評価
腐食試験
(耐食性の確認)
水道・舶用部品に必要な耐食性能を把握
- エロージョン・コロージョン試験機:機械的な侵食と化学的な腐食が同時に起こる環境下で、材料の耐久性を評価
- 引張応力と腐食環境の両方にさらされたときに生じる、材料の応力腐食割れ感受性を評価
- 腐食環境で黄銅中の亜鉛だけが選択的に溶け出す現象=脱亜鉛腐食の進行度合いを評価