Jマテ.カッパープロダクツ株式会社
代表取締役社長 山本耕治
Jマテ.カッパープロダクツ株式会社(以下、Jマテ)は2025年7月26日、第四北越銀行主催の工場見学会をクビキ工場にて実施し、新潟県内7社26名が参加しました。
当日は、現場の「見える化」「動線設計の最適化」「在庫管理改善」の取り組みに加え、ノーコードアプリの実演や生成AIの実証事例を公開。意見交換会を通じ、各社が持ち帰れる具体的な“次の一歩”を共有し、地域DX推進を加速させる機会となりました。
開催背景
第四北越銀行が2024年4月より開始している「DX宣言策定支援サービス」の1周年記念イベント(2025年5月新潟市)において、Jマテは県内の先進事例として登壇しました。これを契機に希望企業を対象とした工場見学会が実現しました。
「DX宣言策定支援サービス」とは…取引先企業の目指す姿や課題を整理・可視化し、DX宣言として社内外に宣言することで、DXへの第一歩を伴走支援するサービスです。
【主催者コメント(第四北越銀行 事業開発企画部 営業開発グループ)】
業務棚卸を徹底した同社の作業効率改善に向けた取り組みを直接見学できたことで、現場の臨場感や作業効率化への熱意を強く感じました。また、外部コンサルを活用せず、トップのリーダーシップのもと、現場の声を吸収し、業務改善に取り組む姿勢に感銘を受けました。
第四北越銀行主催 工場見学会レポート
当日のプログラム(抜粋)
2025年08月度の工場見学からのコメント・アンケート結果
視察研修会・工場見学後に寄せられたコメントやアンケート結果をご紹介します。
A ■工場見学・改善活動の説明について
●良かった意見
・見える化と動線設計がわかりやすい。 現品票や棚番、定数表示、出来高の掲示で「どこに何が、どれだけ必要か」が初見でも把握できた。歩数削減やレイアウト変更で人員・時間を減らした実例は自社でもすぐ試したい、という声が複数いただきました。
・刃具・チップのQRコード管理と在庫通知が有効。 「探す・数える・申請」のムダが減り、“必要な時にない”を避けられるイメージが持てた。スマホアプリと連携した在庫運用は自社でも取り入れたいとの意見がありました。
・現場に合った手作りの棚・治具、自社制作アプリに驚き。 既存設備を工夫して活用する姿勢に学びが大きい、低投資でも即効性のある改善が参考になりました。
B ■セミナー内容(改善研究/DX仕組み/DX事例/生成AI)について
●良かった意見
・スモールスタートが具体的でした。 在庫管理や手順書づくりなど、始めやすい領域から段階的に進める考え方は、自社でも取り組みやすいと感じました
・現状を否定しない進め方、個人を責めず「仕組みを見直す」という考え方が現場に浸透しやすいと感じました。
●課題
・情報量と進行スピード。 DXやAIに不慣れな参加者にはやや早口・高密度に感じる場面があり、入門向け回や事前資料(用語の簡易解説含む)があると助かる。
C ■意見交換会について
●良かった意見
・AIの回答表示+人の説明の併用が分かりやすい。 モニターにAIの回答を示しつつ、人の補足で理解が進んだという声が複数ありました。
・異業種・他社とのやり取りで視野が広がる。 他社の悩みやネックを共有でき、自社に置き換えるヒントが得られた。
・丁寧でオープンな対応に感謝。 質問へ率直に答え、経験を惜しみなく共有してもらえた点が印象的でした。
D ■その他ご意見・ご要望
●良かった意見
・自社では到達しづらい業務棚卸の粒度や現場文化に触れ、勇気を得た。 現地での学びが背中を押してくれたという前向きな声が複数ありました。
・見える化の強化を自社でも推進したい。 現品票や棚・刃物管理の手法を参考に、各工程の時短につなげたいという声がありました。
・なぜカタカナで「カイゼン」と書いていたのか疑問に思い調べたら、現状に満足せずにさらに良いものにし続け、組織全体が常に進化を続けるための継続的な取り組みを意味するものでした。その表記方法に感銘を受けました。
【Jマテ.カッパープロダクツ株式会社 代表取締役社長 山本耕治 のコメント】
このたびの工場見学会では、多くの率直なご意見をいただけたことが最大の収穫です。『進行が速い』『まず使える型が欲しい』『個別に相談したい』といった声は、今後の取り組みを磨く大切なヒントになりました。重要なのは聞いて終わりにせず、各社がそれぞれの現場で“次の一歩”を実行することです。
当社は第四北越銀行様と連携し、業種を越えた対話を継続しながら、DXの入門編から分科会・個別相談まで段階的に支援し、地域DXの牽引役として貢献してまいります。
今後も、人を中心に、改善とデジタルの両輪で持続的な成長を実現してまいります。
※個社での工場見学は受け付けておりません。複数社での不定期開催となります。
詳細はメールにてお問い合わせください。
【お問い合わせ先】Jマテ.カッパープロダクツ株式会社
jcpnrcontact@joemate.co.jp
(担当 経営企画 西本)