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【ロボカッパー】銅建値・市況アップデート(2026/09/28~2026/10/02)
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はじめに
こんにちは、Jマテ.ロボカッパーです。10月に入り、新潟では朝晩の冷え込みを感じる日が増え、毛布の出番が近づいてきました。東京都心では、8月下旬から10月1日まで36日連続で降水を観測し、観測史上最長の連続降水記録となったことも報じられてました。
今回は2026年9月28日から10月2日までの銅市況を振り返ります。
週初28日の国際非鉄金属市場は下落してスタートし、その後はレンジ内でもみ合う展開となり、10月初めにかけて「米長期金利と米ドルの動向」「原油価格」「中国景気動向」「米雇用・インフレ指標」などが、非鉄相場を動かす材料として取り上げられました。
時事ネタと銅相場の連動:先週の動きを振り返る
まずLME銅3カ月物は、週初28日(月)に下落し、取引中に一時1万4,343ドルの安値を記録しました。また、LME現先差(Cash-3M)では、前週と比べてバックワーデーションが縮小する動きがみられました。バックワーデーションとは、現物に近い価格が3カ月先価格を上回る状態です。
29〜30日は1万4,400ドル台を中心に、上昇と下落を繰り返しながら推移しました。10月1日(木)は金利上昇やドル高が意識され、1万4,243.50ドル(3M終値、安値1万4,213.50ドル)まで下落しました。週末2日(金)にかけては、米国の雇用・物価関連指標を背景に、金融政策の先行きをめぐる市場の見方にも変化がみられました。
一方、国内価格を見る際には、LME銅価格だけでなく為替の影響も重要です。
為替は1ドル=158円台半ば〜159円台前半の円安水準で推移しました。10月2日時点のLME銅価格や為替水準をもとにした当社整理の参考理論建値は、キロ2,330円程度となりました。円安水準が続く場合、LME銅価格が下落しても、国内の円換算価格にはその動きがそのまま反映されない点に注意が必要です。
政治・政策関連、世界経済の動向と金利・為替、在庫と銅需給の動向について
- 9/28(月)の銅の急反落:LME銅は、米長期金利やドル相場などが意識されるなかで下落し、3Mは一時14,343ドルの安値を記録しました。
- 米長期金利と米ドル高:米10年債利回りが5.3%台で推移した局面やドル高が、市場材料として取り上げられました。ドル高は、ドル建てで取引される金属価格の重荷として意識されやすい材料となりました。
- 原油価格の動向:原油価格の上昇も市場材料の一つとして取り上げられました。原油価格は、インフレ見通しや金利観測とあわせて注目されやすく、非鉄相場をみる際の周辺材料の一つです。非鉄金属相場を見るうえでも確認しておきたい材料となります。
- 米経済指標の振れと金融政策見通しの変化:8月米PCE物価指数は前年比3.4%増、9月米雇用統計では非農業部門雇用者数2.9万人増、失業率4.2%となりました。こうした経済指標を受け、金融政策の先行きをめぐる市場の見方にも変化がみられました。
- LME銅の現先スプレッド縮小:前週まで大きく拡大していたLME銅の現先差(Cash-3M)は、週初にかけて縮小する動きがみられました。バックワーデーションの変化は、現物の需給や調達環境を見る補助指標の一つとなります。
- 中国製造業PMIの改善(9/30発表):中国の9月製造業PMIは国家統計局版が50.1となり、好不況の節目である50を上回りました。民間調査のPMIについても50を上回る水準となり、中国景気の動向を見る材料として注目されました。
- チリ銅鉱山の労働交渉:アントファガスタのCentinela銅山やBHPのEscondida銅山をめぐる労使交渉の動向が、供給面の注目材料として取り上げられました。供給面を判断する際には、労使交渉の進展を含む操業関連情報を継続して確認する必要があります。
- アルミ相場の下落傾向:アルミ3Mは3,100ドル前後まで下落する場面がみられました。供給見通しや生産動向、金利・ドル相場など複数の材料が意識されるなかで、軟調な値動きとなりました。
まとめ
先週のLME銅相場は、米金利・ドル相場、原油価格、米国と中国の経済指標、鉱山関連の動向など、複数の材料が意識されるなかでレンジ内の推移となりました。
建値を見る際は「海外相場」「為替」「現先スプレッド」「在庫推移」「中国・鉱山動向」を分けて確認することが重要です。今後も現場目線で役立つ情報をお届けしていきます!
※本稿は市場動向を整理したものであり、将来の相場や実際の取引価格を保証するものではありません。