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【イベントレポート】9/2「フィジカルAI × 地域DX」東京出張レポート―上越を新しい技術の実証フィールドへ 東京で地域DXのこれからを考える

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はじめに

2026年9月2日、東京・日本橋の「OFF TOKYO」で開催された、上越市主催の「第2回 上越 Local Business Night in Tokyo」に参加しました。

今回のテーマは「フィジカルAI × 地域DX」です。上越市、地域企業、AI・ロボティクスに関わる首都圏企業が集まり、人口減少や人手不足などの地域課題に、新しい技術をどう活かすかについて意見交換が行われました。当日は30名を超える参加者が集まり、Jマテ.カッパープロダクツからは代表取締役社長の山本耕治が登壇しました。

登壇された株式会社MOGITATe代表取締役社長の北河博康氏からは、農業、清掃、プラント点検、4足歩行ロボットなどの事例が紹介されました。特に、ロボットを導入するだけでなく、ロボットが働ける環境そのものを整える「ロボットフレンドリー」という考え方が印象に残りました。上越市からも、地域課題を新しい技術の実証フィールドとして活かしてほしいという考えが示されました。

Jマテから伝えた「改善が先、デジタルは手段」

山本からは、当社が取り組んできたJPS(Jマテ生産方式)と「地産地消のDX」について紹介しました。

当社が大切にしているのは、最初からデジタルツールを導入するのではなく、

現場を見る → 仕事を整理する → 改善する → 必要な技術を使う

という順序です。

「DXありき」ではなく、改善した結果としてデジタルを選ぶ。

この考え方を長年の改善活動の中で大切にしてきました。

また、人手不足、外国人材との協働、熟練技能の伝承に対し、ベテランのカン・コツを動画やデータとして残す取り組みも紹介しました。

こうした経験は、成功事例だけでなく「うまくいかなかったこと」も含めて地域で共有することで、同じ課題を抱える企業の次の一歩につながると考えています。

上越ものづくり振興センターと進める「人手不足時代を乗り切る 仕事の整理・見える化セミナー」も、個社のDXの葛藤を「地域の知恵」に変えていく取り組みの一つです。

イベントを終えて、山本社長に聞きました

――フィジカルAIについて、どのように感じましたか。

北河様とは事前に発表内容を細かくすり合わせたわけではありませんが、「単純にデジタルやロボットを入れればよいわけではない」「技術はあくまで手段」という考え方が、私たちと非常に重なっていました。

当社でも、高温・粉塵環境や重量物を扱う工程でロボット活用を検討しています。ただ、現状では熱や粉塵などの条件を満たす設備は簡単には見つかりません。ロボットを入れる前に、煙や粉塵を抑え、技術を使える現場環境を整えることが先だと改めて感じました。

一方で、当社の工場をPoC(実証実験)のフィールドとして活用していただき、技術を持つ企業と一緒に答えを探していくことには積極的に取り組みたいと考えています。溶解、鋳造、加工、検査、出荷まで多様な工程があるからこそ、実際の現場で試せることもあります。

上越の地域DXについて、今後どのような姿を目指しますか。

まず地域企業の中に「この仕事を改善したい」という意識を高めることが重要だと考えています。

地域企業が改善に取り組み、ITやデジタルを使う機会が増えれば、地元ITベンダーや上越へ進出したIT企業の技術と結びつく機会も増えます。

その地盤が整えば、「上越には仕事がある」「ここなら地域企業と一緒に事業ができる」と考える企業も自然と集まってくるはずです。

地域企業が育ち、その魅力や事業機会に惹かれて新たな企業が集まる好循環を生み出しことが重要だと考えます。

DXはそれ自体が目的ではなく、地域共生を進めるための手段の一つだと考えています。


「点」から「面」へ、地域で広げるDX

今回の東京出張を通して、フィジカルAIやロボットなど新しい技術の可能性に触れると同時に、当社が続けてきた考え方も改めて確認できました。

まず一社一社が自分たちの課題に向き合う。そこで生まれた葛藤や失敗、改善の知恵を共有する。それぞれの取り組みという「点」がつながり、地元ITベンダー、進出企業、行政、大学などが加わることで、やがて地域全体という「面」へ広がっていく。

当社が考える「地産地消のDX」は、単に地域内でデジタルツールを調達することではありません。地域の課題を地域で共有し、地域の企業や人材と一緒に解決し、そこで生まれた知恵や仕事を地域へ還元していくことです。

Jマテ.カッパープロダクツは、自社の改善を一つの起点としながら、上越地域で人・技術・仕事が循環するDXを目指していきます。

今回の出会いや対話も、その「あるべき姿」に近づくための一つのきっかけにしていきたいと考えています。

ブログ作成にご協力いただいたシビレ株式会社 様ありがとうございました!

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