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銅合金辞典

記事公開日

【トップインタビュー】4機関包括連携協定への想い と ASPACにいがたEXPO Steppe Metal Powder  アスカル社長が訪問

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はじめに:4機関包括連携協定の概要と本インタビューについて

2026年529日、Jマテ.カッパープロダクツ株式会社は、国立大学法人長岡技術科学大学(NUT)、国立モンゴル科学技術大学(MUST)、およびSteppe Metal Powder LLC(ステッパ メタル パウダー 以下SMP)との間で、「日本・モンゴル 4機関の包括連携に関する協定書」を締結いたしました。

本協定は、両国の大学と企業が連携し、共同研究や技術交流、高度人材の育成を通じて、日本・モンゴル双方の産業発展に寄与することを目的としています。既存の主力製品(連続鋳造素材やNC加工部品等)に続く次世代の事業分野として、銅および銅合金の粉末・粉末冶金に関する研究開発を見据えた、長岡技術科学大学にとっても初となる大変意義深い連携とのことです。なお日本とモンゴル、学校と企業との4機関連携は同大学では初めてとのことです。

 

■日本・モンゴル両国の 国立大学を含む4機関の包括協定を締結

https://www.jcp.joemate.co.jp/news/r-20260618/

長岡技術科学大学(公式サイト)

https://www.nagaokaut.ac.jp/index.html

令和8年度第1回定例記者会見

(銅でつながる新潟とモンゴル -県内企業、モンゴル企業、モンゴル科技大との包括連携協定- )

https://www.nagaokaut.ac.jp/outline/pr/press-conference/index.html

 今回の公式プレスリリースだけではお伝えしきれなかった、当社代表取締役の山本耕治社長が考える「未来の産業づくり」や「人づくり」にかける想いを、事前に実施したインタビュー内容を交えてダイジェストでお届けします。

包括協定に込めた想い:日本とモンゴルの未来をつなぐ産業づくりと人材育成について

国立大学や現地企業を含む4機関での包括協定締結にあたり、当社の代表取締役社長 山本耕治に、今回の連携にかける想いを聞きました。

──今回の包括協定において、最も大切にしたい「軸」は何でしょうか。

山本:

今回の包括協定において、私たちが最も大切にしたいことは、単なる技術提携や資源の活用にとどまらず、日本とモンゴルの双方にとって将来につながる「産業づくり」と「人材育成」を、実際の取り組みとして進めていくことです。

モンゴル側には豊富な銅資源があり、その資源をただ輸出するだけでなく、付加価値のある産業製品へと発展させたいという非常に強い思いがあります。

その考えは、当社が長年にわたり銅合金素材メーカーとして培ってきた銅に関する知見、製造ノウハウ、そして品質管理の考え方を、次の新しい事業分野へ活かしていきたいという経営方針とも深く重なっています。

 

──具体的な研究開発や、今後の事業化への道筋についての今後を教えてください。

山本:

今回の連携では、「モンゴル製の銅粉末」「大学が持つ専門的な知見」、そして「当社が長年培ってきた銅合金に関する知見や製造ノウハウ」を組み合わせます。これによって、銅および銅合金の粉末・粉末冶金(ふんまつやきん)に関する研究開発の可能性を検討していきます。

銅粉末や、それを焼き固める焼結(しょうけつ)に関わる分野は、当社の今後の重要な研究開発テーマとして位置づけています。単なる机上の空論ではなく、共同研究や技術検証を通じて実現可能性を厳しく見極めながら、将来的な事業化に向けた道筋を一つひとつ具体化してまいります。

知っておきたい技術用語をロボカッパーがわかりやすくミニ解説!
 ※粉末冶金(ふんまつやきん)とは…金属粉末を原料として、成形や焼結などの工程により、目的の形状や性質を持つ金属部品を作る加工技術のことです。代表的な方法では、金属粉末を金型に入れてプレスし、その後、金属が完全に溶ける温度よりも低い温度で加熱して、粉末同士を結合させます。ドロドロに溶かした金属を型に流し込む「鋳造(ちゅうぞう)」とは異なり、粉末から形を作るため、切削加工を減らしやすく、材料の無駄を抑えやすいという特徴があります。
SMP社は、水アトマイズ製法により銅粉を製造しています。アトマイズとは、金属を細かな粒子状にする技術のことで、水アトマイズ製法では、溶かした金属に高圧の水を吹き付け、細かな金属粉末を作ります。

※焼結(しょうけつ)とは… 粉末状の材料を成形したものを加熱し、粉末同士を結合させて、強度を持った部品や材料にする工程のことです。一般的に焼結は金属に限らずセラミックスや磁性材料なども対象となります。一般的には、材料全体をドロドロに溶かすのではなく、主成分の融点よりも低い温度で加熱し、粉末の粒子同士を結びつけます。熱によって粒子同士の接触部分で結合が進み、粉の集まりだったものが、より強固な一つの形へと変化していきます。材料や製法によっては、一部に液相が生じる焼結方法もありますが、鋳造のように金属全体を溶かして型に流し込む方法とは異なります。 

──もう一つの重要テーマである「人材育成」については、どのような考えでしょうか?

山本:

日本とモンゴルの産業連携を長期的に、それこそ一過性ではなく発展させていくためには、技術や知識を学び、実際の現場で活かすことができる若い人材の育成が絶対に欠かせません。

当社では、今回の協定に先立つ人材交流の取り組みとして、すでにモンゴル高専生のインターンシップを受け入れました。

 

モンゴル高専生インターンシップを初受け入れ

https://www.jcp.joemate.co.jp/news/r-20260319/

 

その実際の経験を通じ、モンゴルの若い人材が持っている「高い専門性」、「真摯に学ぶ姿勢」、そして「日本のものづくりへの理解力」を肌で実感し、非常に頼もしく思っています。今後も、こうした密な人材交流を大切にしながら、日本とモンゴル双方の産業発展に貢献できる取り組みを実直に進めていきたいと考えています。

 

──最後に、これからの実務的な連携に向けた決意をお願いします。

山本:

当社としては、本協定を一時的な取り組みや、形だけのものに終わらせるつもりはありません。ここからがスタートだと考えています。

これから、人材交流、技術検証、そして製品開発の可能性検討に向けた実務的な連携を、一つひとつ段階的に進めてまいります。

新潟・上越の銅合金素材メーカーとして、これまで地域や現場で培ってきた技術と経験を活かし、日本とモンゴルの産業発展にしっかりと貢献できるよう、今後も全社一丸となって取り組んでまいります。

 山本社長ありがとうございました!

ASPACにいがたEXPOにアスカル社長が訪問

6/13(土)Steppe Metal Powder アスカル社長がASPACにいがたEXPOのブースに来場され、山本社長と記念撮影とSMP社の主力製品である銅紛の展示ブースを視察されました。当日は当社の法被を着て、JマテのPRASPACに来場された方向けに銅紛のPR。JCI副会長も来場していただき記念撮影もありました。アスカル社長ありがとうございました!来週よりブログで展示会の模様や得られたご意見なども配信予定です、お楽しみに!


SMP社 アスカル社長とブースの前で撮影

展示の翻訳タブレットで山本社長とリアルタイム会話を実践     


SMP社 銅紛の展示コーナー

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