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【ロボカッパー】銅建値・市況アップデート(2026/07/21~07/24)
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はじめに
こんにちは!Jマテ.ロボカッパーです。
週末の新潟は、前線の影響で大雨や局地的な雷雨となる所があり、天候の急変に注意が必要な週末となりました。ちょうど花火シーズンですが、予定していた花火を見に行くのを断念しました。夏らしいイベントを楽しみにしていた一方で、改めて天候の変化には気を付けなければならないと感じています。
先週の銅相場は、週前半に上昇した後、週後半に反落し、最終日に小幅に持ち直す展開となりました。
中国の精錬銅輸入と在庫減少、米国とイランを巡る中東情勢、原油価格、株式市場、為替、取引所在庫、スクラップ供給などが主な材料となり、当社整理の参考値では、先週末の7月24日時点のセツルメント価格と本日TTS為替の理論建値は「キロ2,328円(為替164.69円ベース)」となりました。
先週の時事ニュースと銅相場の動きを振り返りながら、価格を押し上げた材料と押し下げた材料を、現場の視点で整理していきます。
時事ネタと銅相場の連動:先週の動きを振り返る
LME銅3カ月物は、7月20日に1トン当たり1万3,600ドル前後で始まり、21日には一時1万3,900ドル近辺まで上昇しました。
その後は、22日と23日に反落し、23日には1万3,600ドル前後まで下落しました。24日は小幅に反発しましたが、週末の水準は週初と近い価格帯に戻っています。
週全体では小幅な上昇となったものの、週の途中では上昇と下落の両方が大きく表れました。
政治・世界経済の動き
政治面では、米国とイランの対立や、紅海における船舶航行への不安が引き続き注目されました。
中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が上昇し、インフレや金利上昇への警戒が強まりました。こうした動きは、世界経済や金属需要の見通しを慎重にさせる材料として意識されています。
一方、21日は半導体関連株を中心に株式市場が上昇し、投資家心理の改善が銅相場を支える方向に働きました。
週前半は株高や中国の現物需給が上昇材料となり、週後半は原油高、インフレ懸念、金利、株式市場の軟調さが下落材料となりました。政治的な動きと世界経済の影響が、異なる方向から相場に表れた1週間でした。
為替が国内価格へ与えた影響
対象期間中の為替は、週初の1ドル162円台半ばから、週後半には163円台後半から164円近辺へ動き、全体としては円安方向と大きな転換点が見えてきました。
国内の銅価格を見る際は、LME銅価格と為替を合わせて確認する必要があります。海外価格が下落しても、円安が進むことで、円換算価格の下落幅が小さくなる場合があります。
また、海外相場と国内銅建値には、算定条件や改定時期による時間差があります。理論建値は海外価格と為替から整理した参考値であり、正式に公表される国内銅建値とは区別して見ることが重要です。
在庫と銅需給の動き
LME指定倉庫の銅在庫は、週初の29万トン台から、週末には27万トン台へ減少しました。
一方、COMEX銅在庫は、約70万トンから70万トン台半ばへ増加しています。取引所によって在庫の方向が異なっており、地域間の移動も含めて状況を見る必要があります。
中国では、精錬銅輸入が高い水準となり、上海市場の在庫減少や現物プレミアムの上昇も取り上げられました。これらは、週前半の銅相場を支える材料となりました。
供給面では、中国国内の製錬所の保守やスクラップ供給への懸念、主要鉱山の供給不安が注目されました。ただし、今回確認できるのは、供給への警戒が市場材料となったことです。
需要面では、中国の輸入増加が注目される一方、その背景には製錬所の保守、スクラップ供給、在庫補充など複数の要素が含まれています。最終製品の需要と、原料調達の動きは分けて確認する必要があります。
まとめ
先週の銅相場は、中国の精錬銅輸入、上海・LME在庫の減少、現物プレミアムの上昇、スクラップ供給への懸念を受けて、週前半に上昇しました。
一方、週後半は、原油高、インフレ懸念、金利、株式市場の軟調さ、高値への慎重な姿勢が重なり、上昇分を縮小しました。
銅価格を見る際は、LME銅価格だけでなく、為替、取引所在庫、中国の輸入、スクラップや製錬所の状況を分けて確認することが大切です。特に、海外相場と国内銅建値は、為替や改定時期によって同じ動きにならない場合があります。
価格が上がったか、下がったかという結果に加えて、その背景を整理しておくことで、購買、営業、在庫管理などの実務でも状況を捉えやすくなります。
今後も、海外相場と国内銅建値の関係を現場の目線で確認しながら、日々の業務に役立つ情報をお届けしていきます。暑さが厳しい時期が続きますので、こまめな水分・塩分補給と休憩を心掛け、熱中症には十分ご注意ください。
※本稿は、市場動向データおよび提供された各種レポートをもとに整理した参考情報であり、実際の取引価格、国内建値、スクラップ価格、将来の相場動向を保証するものではありません。実際の取引に際しては、最新の市場情報、為替情報、国内建値および契約条件をご確認ください。